近況 その29

無用な外出の自粛を続けていると財布を使う機会が激減してしまい、色んな財布を実戦で試してみるチャンスが随分少なくなってしまいました。
そうした理由から、実際に手に入れた財布をレビューするだけの使用経験を積むことが現状難しくなってきています。

田舎暮らしの管理人は移動手段の多くが自家用車で、生活圏での必要最低限な買い物はスマホ決済を主としており、現金やカードを使うことは稀。
だから鞄から財布を取り出す必要がなくなり、せっかく新しい財布を手に入れても使い勝手を試せる場に中々恵まれないこの諦念…。

結果的に、最近は現物を使ったことも見たことすらもない財布に対して、ああだこうだと感想を述べる割合の方が多くなってきました。

ところで、管理人は趣味の延長でこんなサイトを運営しておりますが、特に財布に関する専門知識がある訳ではありません。
関連する専門書籍を読んだりその道の専門家やクリエイターに教養を受けた実績もなく、ネットから無料で手に入る情報を聞きかじっただけ。
平均よりは多くの財布を所持しているものの、革質や縫製の良し悪しなんか未だ理解できておらず審美眼なんてのはサッパリ養われておりません。
(かつては一般人が知るよしもなかった業界独自のノウハウや共通認識があり、厳然とした情報格差が存在したはず。)
(インターネットの発達により情報障壁が低くなり、秘伝と呼ばれた知識もその表面をなぞる程度のことは門外漢ですら相当容易となった。)

それでも素人ながら、財布が使いやすいか使いにくいかは見た目から多少は判断がつくようになってきた……という思い上がりがあります。

このブログではニュース巡回と称して、ネット上の財布関連ニュースをチェックして管理人の一言二言を併記するコンテンツをメインにしています。
公称サイズスペックや画像でわかる特徴から、何やかんやと何かしらの個人的な感想を書き散らかしているものの、管理人自身は有識者でも何でもありません。
酒の席でグダを巻いてるオッサンの妄言とそう変わりはなく、この評価が正しいとか客観的だと考えるほど傲慢じゃあない。

結局自分が言えるのは良い財布かどうかではなく、自分がその財布を好きか好きじゃないか、それだけ。

その一方で、各々の財布には良い側面もあれば当然良くない側面も見えてくるもので、短所を批判することでそれを不愉快に思う人も確実にいるはず…。
ろくに物事を知らない素人に批判された作家の気持ち。購入体験に水を差された財布愛用者の気持ち。私の嫌いな財布は誰かの好きな財布でもある…。

それでも、偏重した1つの視点からのうんちくが誰かの役に立ったり共感してもらえればいいなあ……なんて自己満足からブログ更新を続けております。
ネガティブな内容の記事を公開するのは多少の躊躇はあったりしますが、語弊を恐れず感じたことをはっきり表明することが大事じゃないかと。
このブログは「良いものは良い。ダメなものはダメ。」と管理人の見解を正直に公開するのをコンセプトとしています。

それでも、こんなブログがない方が幸福だった人もきっと何人かいらっしゃることでしょう。

何だかとりとめのない文章になってしまいましたが、他人を批判すれば自分も批判される対象となるのは当たり前。
誹謗中傷や名誉棄損に至らないよう表現に気を付けるのはもちろんですが、それ以前に当たり前の礼儀礼節を欠かさぬように。
批判する権利と、批判されて凹む人が存在するという現実はセットであることを忘れないよう肝に銘じておきます。

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