SAKU-SAKUのミニ財布を買いました

saku-sakuというウェブショップで売られていたミニ財布を買ってみました。
紙幣やカードと比較しても、見ての通りこの極小サイズ。そして低価格。

極小サイズの財布と言えば聞こえはいいですが、小銭入れに分類されてもおかしくない、オールインワンの財布として使用するにはちょっと厳しい製品かもですね。
安価な値段なりに「一発ネタ」的な意味合いとしては面白い商品で、用途に適した局面で利用する分には他の財布にはない価値を生み出せるかもしれません。

小銭入れWeblio辞書より引用
(1) 財布の中で、硬貨を収納する部分を意味する語。
(2) (1)が1つの財布として独立し、硬貨の収納に特化した機能を持ったものを意味する語。コインケースとも言う。

さて、カードサイズをさらに下回る極めて小さい財布という触れ込みですが、実際使用する上でのサイズ感は一体どうなるのか。
とりあえずは空っぽの状態でのサイズ測定から始めてみました。

縦横のサイズを単純にみると従来の財布とは段違いの小ささ。一般的なクレジットカード【短辺約5.4cm・長辺約8.6cm】と比べてもなお小さい。
このサイズに一体どうやって紙幣を収めるのかというと……敢えて全てを収めない形をとるんですね。

それでは現金カードを収納(?)した、実戦スタイルでのサイズを測定してみます。

縦横はカードサイズとほぼ同一で、厚みもそこまで出ないのでサイズ感はなお優秀。自分の所持する財布では面積体積ともにベスト3に入るコンパクトサイズ!

ただしその弊害として、紙幣は3つ折り以上に手折り、それを申し訳程度の札室に押し込むのみで、紙幣全体の4分の1程度は外へ露出する格好に。
カードについても同様で、ゴムバンドのカードポケットに差し込んだカードは全体が収まらず、4分の1程度が外にはみ出している格好ですね…。

札室のスペースは非常に狭く、千円札サイズでも3つ折り状態でギリギリ入るか入らないか。
千円札より大きい万札で3つ折り収納を強いるには非常に厳しいスペース。

よって現実的には紙幣を4つ折り状態で収納するべきと思われます。
紙幣の折り目を増やすことで厚みが出ますが【カード5枚+小銭10枚】が入った状態で、さらに紙幣15枚を足しても収納にはまだ若干の余裕がありました。
紙幣やカードが増えればその分小銭の収納量が減ってしまうのは仕方のないところ。

このような状態を、果たして「収納」と呼べるのかも疑問が残るところです。
しかし外国では、畳んだ紙幣の折り目を留めるだけのマネークリップすら普通に財布として運用されているそうで、そういうものだと納得するしかないでしょう。

さて、こうして現金カードが中に収まりきらない財布は果たして実用に足るのかどうかです。

カードと紙幣がはみ出ることのデメリットについて

コインポケットに関しては何の変哲もないフラップ型で特筆すべき特徴はありません。
問題となるのはやはりカードと紙幣はちゃんと使えるのかってところですね。

自分は経験したことがないのですけど、人によっては財布をケツポケしてカードが折れたという話をたまに聞きます。
はみ出したカード部分に何らかの圧力が加わった際に、財布によって保護されたカードと丸裸のカードを比較すると防御力に差が出るのは想像に難くないでしょう。

はみ出した紙幣部分については、外側に添えられたカードが「添え木」のような役割を果たし、外から加わる力からは守られます。
ケツポケでもカードが破損する程度の事態が発生しなければ、紙幣が容易にグシャッと折れ曲がることはないかと思います。

カードの収納量はそこそこで、空っぽの状態から詰め込めば11枚まで入れることができました。
いずれにせよ狭いスペースへギュウギュウに詰め込む形になるので、ちょっとやそっとじゃ零れ落ちることはないと思います。

ただそこへ、3つ折り以上に手折りした紙幣を窮屈なスペースで出し入れするのはスムーズな所作ではなく、使い勝手はよいとは言えません。
カードについても詰め込みすぎることでカードポケットのゴムが伸びてしまうと、当然ながらカードが零れるリスクが生じるでしょう。
収納状態での外観もお世辞にも見栄えが良いとは言えません。何か話題のネタにはなりそうなインパクトはありますが…。

こうして見るとこの財布の実用度は、人それぞれある許容範囲の境界線上にある気がします。
話題性に富む奇抜な見た目を敢えて好むなら、値段も安いし試しに買ってみてもいいかもしれません。
ただ個人的には、これに準じるサイズで紙幣カードのほぼ全体を収納可能なpicowalletをお勧めしておきます。

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