近況 その18

グレンロイヤルのMONEY CLIP WITH COIN POCKETSMALL FOLD WALLETを預かることができたので例のごとくサイズ測定してみました。

グレンロイヤルは、エッティンガーやホワイトハウスコックスと並び英国御三家と称されるイギリスはスコットランドのブランド。
その実情はともかくとして、ブライドルレザーを得意とする舶来ブランドの財布がどれだけコンパクトなのかチェックしてみました。

まずマネークリップの方はでかいし分厚いしでコンパクト財布としての評価は難しいです。下手すればそこらのノーマルな2つ折り財布よりも大きいかも。
そして細部を見ても以下の画像のように縫製が歪んでたり接着剤がはみ出してたりと中々に雑なつくり。(写真ピントボケすみません)
管理人は割と縫製やコバといった「財布のクオリティ」には無頓着な性格ですけど、さすがにこれはなぁ…と残念に感じてしまいました。

もう1つのSMALL FOLD WALLETは「機能性を追求しながらミニマルなルックスを実現したユーティリティライン」だそうです。
短辺約8.2cmは結構な数値ですが、その分マチの厚さは約2.4cmとエムピウミッレフォッリエ以上の分厚さに。

厚みが大きい分短辺が小さくなるのは、紙幣の収納スペースを「横の長さ」だけではなく「立体的な厚み」を含めて稼いでいるからでしょうね。
もしも経年変化によって革がペチャッと潰れて薄くなった場合は、今よりも短辺の数値は大きくなるでしょう。
使用されているブライドルレザーは硬質な初期状態からの経年変化に定評のある素材で、使い込むことでその姿は大きく形を変えることが期待できます。
以下左側の画像はデフォルト状態の分厚さ。以下右側の画像は圧力を加えて強引に潰した状態の分厚さになりますので参考に。

財布としての使いやすさは及第点をしっかりと超える出来で、紙幣も小銭も見やすく、出し入れもしやすいです。
カードポケットについては重ねて入れるための内向きポケットと、財布を閉じた状態からも出し入れ可能なポケットに分かれてるのがいい感じ。
分厚ささえ気にならなければ普段使いにも便利だろうし、ブランド的な箔もついた良い財布だと思いました。
……何かに似ているような気がすると思ったら、WSパームとの共通点がサイズ的にも構造的にも多いような…。

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