革財布は使い込んでいくことで経年変化による光沢感や「アタリ」が出てきます。
この「アタリ」を好む好まざるは人それぞれ。
苦手な人もいるでしょうが、個人的には綺麗にアタリが出た財布は格好良くて好きです。
それにアタリが出た財布というのは革が馴染んできた証拠でもあり、新品当時よりも革が薄くなっている傾向が強いです。
鞄と革の用語辞典 -革の性質- / 土屋鞄製造所
革の財布に、中の硬貨やカードの形が浮き出たことはありませんか。革に固いものを押し当て続けると、その形が革に残ることがあり、これを「アタリ」と呼んでいます。アタリが出やすいのは、線維が馴染みやすいタンニン鞣しの革。なかでも、「トーンオイルヌメ」シリーズに使われる「オイルヌメ革」や、「ディアリオ」シリーズの「オイルメロウレザー」のように油脂を豊かに含む柔らかな革は、特に出やすくなっています。アタリは使い方によって出方が異なり、持ち主だけの表情を刻むので、二つと同じものがありません。またコードバンのように肌目の細かい革や、油脂を多く含む革は、アタリの角が滑らかになるため、よく使い込まれた印象を見る人に与えます。
「アタリ」が特徴的な革財布と言えばワイルドスワンズの財布が有名ですね。
「アタリ」の例として、自分が所持しているラコニックとプリムのアタリについて画像を貼っておきます。
あと最近購入したラクリエ式ミニウォレット。このアタリも中々に特徴的で格好いいです。
そんな中で現在自分がメイン財布に近い使い方をしているミーンズワイルのスプリングレザーウォレット。
この財布については革が薄くて色も薄いためか、コインポケットに入れた小銭の「アタリ」が表面に浮き出てしまいました。
…これは何とも格好悪く見えてしまいますね。
何なら表面にカードポケットを設けるなどして「アタリ」が悪目立ちしない工夫をすべきだと思いました。